最新トピックス
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- お知らせ
- 2024.03.13
- AteloGene®付属品の一部仕様変更のお知らせ
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- 2024.03.13
- ★5年、10年後の再生医療の種★臨床応用へつなぐ基礎研究に -医療機器メーカーの作る研究用アテロコラーゲン-
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- 2024.02.13
- ★透過性に注目!★インサートの選び方-透過性と細胞接着性を両立したFibColl®-
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- 2024.01.15
- ★失敗したくない実験に!★3ステップの3D培養 -少ない残予算でもOK-
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- 2023.12.25
- 【企業展示】日本薬学会 第144年会(2024/3/29~3/31 横浜 パシフィコ横浜)
- 学会・展示会
- 2023.12.25
- 【企業展示】<終了>第23回日本再生医療学会総会(2024/3/21~3/23 新潟 朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター)
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- 2023.12.05
- ★70%超えの高効率!★in vivoでの機能検証にAteloGene®-選べる局所徐放用と全身投与用のトランスフェクション試薬-
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- 2023.10.31
- ★20種類以上の組み合わせ!★アテロコラーゲンとの併用素材 - アテロコラーゲンで生体親和性を高めてみよう-
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- 2023.10.10
- ★細胞回収も移植も簡単!★3種の声から見るミクロスフェア -アテロコラーゲン100%のマイクロキャリア-
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- 2023.09.14
- ★あなたはどちら派?★コラーゲンスポンジを比較しました -マイティーと3DハニカムBoosted-
アテロコラーゲンとは
コラーゲンは真皮や靱帯、骨などを構成する細胞外マトリクスの一つであり、ヒトでは全タンパク質の約30%を占めます。最も大に存在するコラーゲンはI型コラーゲンです。その分子量は約 300kDaで、3本のポリペプチド鎖で形成されています。
分子構造は2本のa1鎖と1本のa2鎖が形成する右巻き三重らせん領域とN末端とC末端にあるテロ ペプチド領域(非らせん領域)から成ります。三重らせん領域は生物種間において遺伝的な保存性が 高いことから、生体内にいれたときは低い抗原性を示しますが、テロペプチド領域は高い抗原性を 示します。このテロペプチド領域をプロテアーゼによって切断除去したものをアテロコラーゲンと いいます。アテロコラーゲンはコラーゲンと同じ性質を示します。その低抗原性を利用して、当社では医療機器にも使用しています。
一方で、コラーゲンやアテロコラーゲンを熱変性させたもの(三重らせん構造を解いたもの)はゼラチンといいます。ゼラチンはランダムコイル構造を呈した1本のポリペプチド鎖で、高い抗原性を示します。
さらにこのゼラチンを強酸や強アルカリ、酵素などで加水分解して得られたペプチドを加水分解 コラーゲンといいます。ゼラチンや加水分解コラーゲンは分子構造の違いなどから、コラーゲンとは全く異なる性質を示します。