第17回日本再生医療学会総会にて学術発表 | 株式会社高研

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お知らせ

第17回日本再生医療学会総会にて学術発表

2018年01月24日

下記の要項にて学術発表を行います。

セッション 一般演題 ポスター 「iPS細胞(分化2)」
発表日時 2018年3月22日(木)17:40~18:30
会場 パシフィコ横浜3階 311+312, 313+314
演題 アテロコラーゲン膜におけるヒトiPS細胞由来肝細胞の機能的成熟
著者 株式会社高研 研究所 佐藤 哲郎、勢村 加容子、藤本 一朗
要旨

 【背景と目的】肝再生医療および創薬においてヒトiPS細胞から分化誘導した肝細胞様細胞(HLC)の応用が期待されている。しかし、従来の分化誘導法で作製したHLCは成人肝細胞と比較して未熟であるため利用が制限されている。我々はテロペプチドを除去して抗原性を低下させたアテロコラーゲン(AC)の再生医療・創薬応用を目指している。これまで、ACを膜状に加工したAC膜において肝癌由来細胞株(HepG2)の肝機能が亢進することを確認した。本研究では、AC膜がヒトiPS細胞由来HLCの機能的成熟に与える影響を調べたので報告する。

【方法】ヒトiPS細胞(Tic)をMatrigel®コートdish上で各種増殖因子を添加して15日間培養し、肝幹前駆細胞(HBC)を分化誘導した。HBCを細胞低吸着96ウェルプレートに25,000 cells/well播種してスフェロイドを作製した。スフェロイドをAC膜(AteloCell®CM24, 高研)に移行してDay25まで成熟培養を行い各種肝機能を評価した。

【結果】AC膜に移行したHBCスフェロイドはAC膜上に接着し、スフェロイドから外側に向かってHLCの遊走が認められた。従来法のMatrigel®コート培養と比較してAC膜で培養したHLCはCYP3A4酵素活性が2.3倍、アルブミン分泌量が5.5倍増加した。qRT-PCR解析より、AC膜は各種肝機能関連遺伝子の発現が増加していた。

【結論】AC膜はHLCの機能的成熟に有用であることが示唆された。誘導条件を適正化することで移植治療や創薬への応用が期待される。