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  • ハニカムディスク

  • フラットディスク

アテロコラーゲンコートβ-TCP
Atelocollagen Coated β-TCP Scaffold

概要

アテロコラーゲンコートβ-TCPは、優れた骨伝導性を有することから骨補填材に広く利用されているβ-リン酸カルシウム(β-TCP)に、生体適合性の高いアテロコラーゲンをコートした細胞培養用や生体移植用のスキャフォールド(足場材料)です。

用途

  • 細胞培養

  • 細胞移植

  • 骨形成因子の投与

特長

  • in vitroin vivo における骨形成因子を用いた骨誘導実験等にご利用いただけます。
  • ハニカムディスクとフラットディスクの2種類がセットになっています。

コラーゲンの種類

ウシ皮由来アテロコラーゲン

  • 担体の表面の電子顕微鏡像
    (SEM像)

  • 細胞を播種した担体の
    顕微鏡像(生細胞染色)

  • 担体に播種した細胞の
    電子顕微鏡像(SEM像)

製品番号 製品 包装 価格
ACB-05S

アテロコラーゲンコートβ-TCP 無菌
Atelocollagen Coated β-TCP Scaffold
 ハニカムディスク
  大きさ : Φ3 × 1mm
  貫通孔数 : 37個
  孔断面積 : 0.07 mm²( 孔径約 0.3mm )
 フラットディスク
  大きさ : Φ3 × 1mm
  貫通孔数 : なし
※ハニカムディスク、フラットディスク各5個入り

本製品は在庫限りで販売を終了する予定です。

10個/本※ ¥40,500
(税込¥44,550)

保管方法:常温 本品は研究用試薬です。
代理店への仕切り価格は、家田化学薬品株式会社(03-3816-1871)へご確認ください。

使用事例

  • 使用事例1
  • 使用事例2
  • 使用事例3
  • アテロコラーゲンコートβ-TCPを用いた骨芽細胞の培養・骨分化マーカーの発現評価

    各スキャフォールドを用いて培養したMC3T3-E1細胞の増殖曲線培養21日目におけるALP活性評価培養21日目における培地上清へのオステオカルシン分泌量評価

    ハニカムタイプのアテロコラーゲンコートβ-TCP(AC-β-TCP)や他社のβ-TCP、リン酸カルシウムなどを原料とする担体にMC3T3-E1細胞を播種し、10%FBS含有MEMαを用いて培養した。培養後に細胞数や骨分化の指標となるALP活性、オステオカルシンの分泌量を評価したところ、AC-β-TCPを用いると良好な細胞増殖が観察され、他のスキャフォールドと比べてALP活性やオステオカルシンの分泌量が増加したことから、骨誘導実験に有用であると示唆された。(社内データ)

  • アテロコラーゲンコートβ-TCPを用いた間葉系幹細胞の骨分化誘導・移植

    hMSCを播種して7日目の未コートβ-TCPおよびAC-β-TCPの免疫染色像各スキャフォールドを用いて培養したhMSCのVEGF mRNA発現量の経時的変化各スキャフォールドを用いて培養したhMSCのALP活性の経時的変化

    ハニカムタイプの未コートβ-TCPおよびAC-β-TCPを用いてヒト間葉系幹細胞(hMSC)を培養したところ、AC-β-TCP群のポア内部では未コートβ-TCP群よりも厚い細胞層の形成が確認された。また、AC-β-TCP群では未コートβ-TCP群と比べてI型コラーゲンやVEGF、オステオカルシンの遺伝子発現量に加え、ALP活性も顕著に増加した。

    ラット頭頂骨と骨膜の間へ移植後3週目の未コートβ-TCPおよびAC-β-TCPのVillanueva Osteochrome Bone染色像。[C:頭蓋骨、n:新生骨、b:血管、f:線維性結合組織、p:骨膜]各スキャフォールド移植後の骨密度の経時変化

    移植後4週目のAC-β-TCP内に形成された新生骨のカルセイン・アリザリン染色像(左図)およびVEGF免疫染色像(右図)。[C:頭蓋骨、n:新生骨、p:骨膜、v:VEGF陽性エリア(茶色)]各スキャフォールド移植後の血管エリアの経時変化

    次に、in vivoにおける骨形成能を評価するため、両スキャフォールドをラット頭頂骨と骨膜の間に移植した。移植1週間後にはAC-β-TCP群においてポア内部での活発な軟組織形成および血管新生が見られ、移植3週後には同群の全てのポア内部に新生骨形成が多く認められただけでなく、骨密度も未コートβ-TCP群に比べて有意に高かった。また、組織学的にVEGFの発現を評価したところ、血管周囲や新生骨の表面にVEGFの分布が認められた。加えて、各群におけるポア内部の血管エリアを経時的に比較した結果から、AC-β-TCP群の方が未コートβ-TCP群よりも早い段階での血管新生を促し、早期の骨形成を促進することが示唆された(J Tissue Sci Eng. 2016 7:1)。
    [データ提供:松本歯科大学歯学部 八上公利准教授(データ提供当時)]

  • アテロコラーゲンコートβ-TCPを⽤いた⻭髄幹細胞の移植・骨形成

    歯髄幹細胞の播種されたAC-β-TCPをマウス背部皮下へ移植して12週間後のH&E染色像マウス背部皮下移植後12週目における象牙質様組織の形成領域

    間葉系幹細胞増殖培地(MSCGM)あるいは既知組成のMSCGM(MSCGM-CD)を⽤いて分離・培養したヒト⻭髄幹細胞の、骨や脂肪への分化能をin vitroで評価したところ、両群にて同等の分化能を示した。また、AC-β-TCPに両培地で培養したヒト⻭髄幹細胞を播種し、マウス背部⽪下に移植すると、いずれの群でも移植後8週目には骨基質の形成が認められ、12週目には象⽛質様組織の形成が⾒られた。以上より、MSCGM-CDを⽤いたヒト⻭髄幹細胞の培養は、MSCGMを⽤いた場合と同程度の分化能を維持可能であると示唆された。(PLoS One. 2014 9(12):e115392)
    (データ提供:岐阜大学医学部口腔病態学川口(武田)知子先生)

参考文献

  • 骨・歯
    • Atelocollagen Enhanced Osteogenesis in a Geometric Structured Beta-TCP Scaffold by VEGF Induction
      Kimitoshi Yagami, Sunao Sadaoka, Hiroshi Nakamura, Saho Komatsu, Jun Onodera, Masahiko Suzuki and Yoshinori Kuboki
      J Tissue Sci Eng 2016, 7:162.
      ラット頭蓋骨骨膜下へ移植。
    • Derivation of iPSCs after culture of human dental pulp cells under defined conditions.
      Takeda-Kawaguchi T, Sugiyama K, Chikusa S, Iida K, Aoki H, Tamaoki N, Hatakeyama D, Kunisada T, Shibata T, Fusaki N, Tezuka K.
      PLoS One. 2014 Dec 18;9(12):e115392. PMID: 25521610
      歯髄細胞をβ-TCPに播種し、マウス皮下へ移植。