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miRNA合成

miNaturalとsiMatureはどこが違うのか?

生体内では1本鎖のRNAがループ構造を取りmiRNAを形成していますが、合成miRNAの場合には2本の短鎖RNAを合成し、アニーリングすることでmiRNAとしています。そのため、ミスマッチを保持するmiNaturalタイプを選択した際、ミスマッチの多いmiRNA配列の場合には十分なアニーリングができず、2本鎖を形成しないため、RISCへの取り込みが起きないことが予想されます。
siMatureタイプはmature miRNAの機能には影響を与えぬよう、相補鎖の配列のみを変更し、mature miRNAと100%アニーリングするようにしていますので、miNaturalタイプと比べてRISCへの取り込みが起こりやすいと考えられます。

miRNA inhibitorの合成は依頼できるか?

mature miRNAの合成のみを承っております。

ネガティブコントロールを取り扱っているか?

データベース上のヒト・マウス・ラットの遺伝子と相同性を持たない配列のネガティブコントロールをご用意しています。価格につきましては、miRNA合成のページにある価格表どおりに精製度や容量ごととなります。尚、配列に関しては納品時のデータシートで開示をいたします。
お見積り・ご注文の際にはWebフォームでネガティブコントロールをご選択ください。

蛍光標識等の各種修飾は可能か?

in vivo用(HPLC精製)の場合には、主に以下のような修飾が可能でございます。その他の修飾については、当社までお問い合わせください。尚、in vitro用(脱塩精製)には対応していません。
・6-FAM 
・Cy3
・TAMRA
・ROX
・Cy5
・ビオチン
・リン酸
・コレステロール
尚、特にご指定のない場合にはパッセンジャー鎖5’端の修飾を行います。

納期はどのくらいか?

10mg(≒720μmol)以下の小量合成であれば10営業日程度、10mg (≒720μmol)より多い大量合成であれば3週間程度でお届けいたします。また、お届け日は配達の都合により遅延することもありますので、予めご了承ください。

複数配列を一つのチューブに入れて納品可能か?

配列数にもよりますが、基本的にはご対応可能でございます。

大容量品を小分けにして納品可能か?

ご対応可能でございます。

AteloGeneを併用するときのマウスへ投与する核酸量の目安は?

【AteloGene Systemic Useの場合】2.0-4.0 nmol/ 投与
【AteloGene Local Use “Quick Gelation”の場合】0.5-1.0 nmol/ 投与

※あくまでも目安であり、有効性が得られる投与量は実験モデルによって異なります。
AteloGeneと併用することで使用量を抑えることができます。
なお、AteloGene Systemic Use 1キットには10回投与分、Local Use “Quick Gelation” 1キットには15回投与分が入っています。
※200 µL/回として算出しているため、表記回数以上、使用可能な場合もあります。

Q&Aページに掲載されている情報は、発表済みの論文や社内データ等に基づいて記載しています。