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AteloGene® Local Use “Quick Gelation”/ Local Use(徐放性局所投与用)
推奨量よりも高濃度の核酸を混合しても良いか?
当社推奨の核酸濃度よりも高濃度にした場合の問題は報告されておらず、濃度依存的な効果が認められている論文もございます。
核酸とAteloGene® を混合した後、冷蔵保管できるか?
用事調製を推奨いたします。もし投与後の残存量が多くなる場合には、少量混合の方法もご紹介しております。詳しくは一度お問い合わせください。
AteloGene® Local Use / Local Use "Quick Gelation”の推奨投与量200 μLよりも少量で局所投与した実績は?
以下の様に、組織やご実験目的に合わせた使用事例がございます。
投与部位 | 投与量 |
マウス腫瘍内 | 50μL |
マウス関節内 | 20μL |
マウス耳介 | 20μL |
新生児マウス頭蓋骨形成部 | 50μL |
ラット腎被膜下 | 50μL |
ラットアキレス腱損傷部 | 30μL |
ラット吻側延髄腹外側部 | 0.1μL |
なお、投与部位あたりの核酸量が弊社推奨と同量(0.5-1 nmol/site)になるように溶液調製することを推奨いたします。
マウス以外にラットやウサギでも使用可能か?
当社推奨投与量はマウスでの使用を想定して設定されていますが、局所投与用製品の場合には投与量を増減してラットやウサギ等にも使用されている実績がございます。
AteloGene® Local Use / Local Use "Quick Gelation”をラットへ局所投与した事例は?
皮下腫瘍モデルラットや糖尿病モデルラット、末梢神経障害モデルなどへ局所投与した実績がございます。
AteloGene® 局所投与用で使用実績のある核酸の種類は?
siRNA、shRNA、miRNA、miRNA inhibitor、Locked Nucleic Acid(LNA)、アンチセンスオリゴ、一本鎖オリゴヌクレオチド、プラスミドDNA等、各種核酸での使用事例がございます。AteloGene®の主成分であるアテロコラーゲンが正に荷電をしており、負に荷電をしている核酸と静電的に結合し、複合体を形成します。
AteloGene® Local Use / Local Use "Quick Gelation”で使用された実績がある最長の核酸は?
塩基数 10 kbp程度のプラスミドベクターまでは使用された報告がございます。
核酸+AteloGene® 複合体を投与してから、どの程度の期間効果が見られるか?
局所投与用製品に関しては、概ね1週間を目安としてお考えください。
投与部位でゲル化したAteloGene® が消失するまでの期間は?
投与部位にもよりますが、概ね投与1週間後にはゲルが消失します。
核酸+AteloGene® 複合体を皮下腫瘍モデルの腫瘍内に投与しても良いか?
穿刺による影響を避けるため、当社では腫瘍を囲うように投与する方法を推奨しております。しかしながら、腫瘍内へ直接投与している論文も多く発表されています。
AteloGene® はin vitro実験にも使用可能か?
AteloGene®はin vivo用の製品です。核酸のin vitroでの機能評価後、in vivo実験へ進む際にAteloGene®をご利用ください。
Q&Aページに掲載されている情報は、発表済みの論文や社内データ等に基づいて記載しています。