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★2つの皮膚モデル★早期成熟化表皮/収縮抑制全層モデル -病態モデル作製事例もあり-
2025年05月12日
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★2つの皮膚モデル★早期成熟化表皮/収縮抑制全層モデル
-病態モデル作製事例もあり-
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コラーゲンメーカーである当社では、近年皮膚モデルの研究を進めています。これまでのところ、表皮モデルの早期成熟化や皮膚全層モデルの収縮抑制に加え、皮膚全層モデルを用いた乾癬様炎症モデルやアトピー性皮膚炎モデルに関する研究発表を行っています。
今回は、組織培養学会や動物実験代替法学会での上記の研究発表内容について、一部をご紹介しますので、詳細を把握されたい方はぜひ当社までお問い合わせください。
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<< FibColl®は表皮モデルの角層形成を早期に成熟化させる >>
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FibColl®高透過性アテロコラーゲンインサート(FibColl®)とPET製セルカルチャーインサート(PET)を用いて、同条件で14日間の角化細胞の気液界面培養をし、凍結切片のHE染色で評価したところ、FibColl®では早くも培養7日目に成熟した角質層が形成され、14日目には更なる角質層の積層が確認されました。
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<< FibColl®はバリア機能マーカーの発現とTEERを向上させる >>
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また、FibColl®とPET上で角化細胞を7日間気液界面培養し、凍結切片の蛍光免疫染色を行ったところ、FibColl®ではCLDN1によるタイトジャンクションの形成やOCLNの明確な発現が確認できました。また、経上皮電気抵抗(TEER)測定を行ったところ、PETに比べてFibColl®では有意に高いTEER値が認められました (社内データによる)。
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<< アテロコラーゲン100%のメンブレンを持つインサート >>
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FibColl®高透過性アテロコラーゲンインサート24well用 24個/袋
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FibColl®はプラスチック製のメンブレンをコラーゲンコーティングした他社製品とは異なり、細孔が塞がれることもなく、アテロコラーゲンの線維構造を有しているため、生体内を模した環境での細胞培養が可能です。
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<< 真皮層の長期培養が皮膚全層モデルの収縮を抑制する >>
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ネイティブコラーゲン(NC)とアテロコラーゲン(AC)を用いて皮膚全層モデルを作製する際、線維芽細胞を含むコラーゲンゲルからなる真皮層を、通常7日間(表皮層形成も合わせて18 days)の培養を行うところ、14日間(表層形成も合わせて25 days)の長期培養を行うことで、収縮を抑制することが可能でした (社内データによる)。
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<< 収縮抑制皮膚全層モデルの乾癬様炎症誘導モデルへの応用 >>
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さらに、収縮を抑制した皮膚全層モデル(CTR)を用いて、乾癬で特徴的なサイトカイン(IL-1α, IL-6, TNF-α, IL-22, IL-17A)により乾癬様炎症を誘導した群(Ps)では、角質層に不全角化と考えられる核の残存が生じ、乾癬に特徴的な遺伝 子発現やタンパク質発現の変化が認められました(社内データによる)。
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<< Ready-to-useのプレミックスアテロコラーゲン溶液 >>
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誰でも安定した3D培養がコンセプトの三次元培養(3D培養)のアテロコラーゲン溶液です。高純度アテロコラーゲンに予めDMEMが混合されていますので、細胞と混ぜて温めるだけですぐに使用可能です。
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5月は以下の化粧品関連の展示会に出展予定です。ぜひ会場にて、表皮モデルや皮膚全層モデル作製に適したアテロコラーゲン製品の実物をご覧ください。
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CITE Japan 2025(第12回化粧品産業技術展)
会 期:5月14日(水)~16日(金)
会 場:パシフィコ横浜
ブース:B19-18
【出展社技術発表会】(化粧品原料のご紹介)
開催日:5月16日(金)
時 間:11:45-12:15
会 場:パシフィコ横浜ノースG303
演 題:今更聞けない!コラーゲンの
選び方~企画から処方まで~
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