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メールニュース

★どれが良いの!?★コラーゲン溶液の選び方 -共通点から違いまで-

2026年05月25日

 

 

 

   

★どれが良いの!?★コラーゲン溶液の選び方

-共通点から違いまで-

研究者の方によくご説明する機会があるのは、20種類以上もあるコラーゲン製品の使い分けです。特に、新年度が始まり研修を行う方も受ける方も、基本の製品であるコラーゲン溶液は、どれを選べば良いのかと迷われることも多いかと思います。そこで、今回のメールニュースでは、溶液製品の選び方をご紹介いたします。

 

こんな方にお勧めです。

    ・なんとなく同じコラーゲン溶液を毎回使っている方 

    ・同じType Iコラーゲン溶液でも、複数の種類があることを知らなかった方

    ・コラーゲンゲルを用いた3D培養は、手間が掛かり安定もしないと思っている方

◆ 溶液製品の比較と使い分け

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コラーゲン溶液は、酸性溶液として販売されていることが一般的です。また、酸抽出したネイティブコラーゲン(一般的なコラーゲンと同義)と、酵素処理により抗原性を低くしたアテロコラーゲンがあります。以下の表にそれぞれの特徴をまとめます。

コラーゲン酸性溶液 I-AC 製品名 コラーゲン酸性溶液 I-PC
https://stratus.campaign-image.com/images/730199000036975003_zc_v1_1778221520883_native_collagen.png ネイティブコラーゲン 呼称 https://stratus.campaign-image.com/images/730199000036975003_zc_v1_1778221545473_atelocollagen_(1).png アテロコラーゲン
酸抽出
(I-ACのAはacid=酸に由来)
抽出方法
酵素抽出
(I-PCのPはprotease=酵素に由来)
三重らせん 基本の分子構造
三重らせん
テロペプチドを保持 分子末端構造 テロペプチドが除去済み
高い 抗原性 低い
良好 細胞接着 良好
生理的条件下で起こる ゲル化(線維化) 生理的条件下で起こる
アテロコラーゲンよりも速い
(30分程度)※1
ゲル化(線維化)速度 ネイティブコラーゲンよりも緩やか
(60分程度)※1
アテロコラーゲンよりも硬い
(コラーゲン濃度0.4%:3.81kPa)※2
ゲル強度 ネイティブコラーゲンよりも柔らかい
(コラーゲン濃度0.4%:2.79kPa)※2
コーティング
3D培養・共培養
In vivo実験 ◯ 
3mg/mL、5mg/mL
(0.3%、0.5%)
製品の
コラーゲン濃度
3mg/mL※3、5mg/mL
(0.3%、0.5%)
¥18,150~¥26,950 税込み製品価格 ¥10,780~¥15,950

※1

細胞培養用の比較的低濃度の条件での数値であり、コラーゲン濃度等によって前後する。

※2

特定の1条件での試験結果であり、測定方法等によって変動する。

※3

アテロコラーゲンは低濃度だとゲル作製中に細胞が沈む恐れがあるため、5mg/mLの使用を推奨する。

 
表の通り、アテロコラーゲンはネイティブコラーゲンと比べてゲル形成時の一定の違いがあるものの、コラーゲンとしての機能は維持しており、当社では医療用に大規模製造もしています。そのため、細胞培養全般ではアテロコラーゲンを選択することで、実験コストの削減が可能になります。

一方、がん研究など細胞培養時の基質の硬さを実験条件に含める場合は、希釈後の低濃度でも3D培養が可能であり、また溶液製品では最も硬いゲルも作れるネイティブコラーゲンがお勧めです※4

※4

パウダー状の製品から高濃度溶液を調製する、あるいは医療用の高濃度溶液製品を使用することにより、0.4%のネイティブコラーゲンを上回る硬さのアテロコラーゲンゲルを作ることも可能。

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コラーゲン酸性溶液 I-AC
(ネイティブコラーゲン)

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コラーゲン酸性溶液 I-PC

(アテロコラーゲン)

 

◆ アテロコラーゲンならReady-to-use製品でより手軽に

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前述の様に、ネイティブコラーゲンとアテロコラーゲンを選べるコラーゲン酸性溶液ですが、いずれも酸性の溶液であるため、ゲルを作製する際には中和が必要になります。しかし、コラーゲン溶液は粘性があるため、調製者の慣れや手技によっては出来上がるゲルの質が変わる懸念がありました。

 
そこで、「誰でも安定した3D培養」をコンセプトに開発された、3D Readyアテロコラーゲンを選択すれば、研究室での中和や培地混合作業が不要になり、3ステップで3D培養が始められるようになります。
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3D Readyアテロコラーゲン

各製品の少量サンプルもご用意していますので、これまでコラーゲンの比較をしたことが無かった方は、自分の研究に適したコラーゲンを見つけてみませんか?

 

◆ 展示会出展のご案内

6月は香粧品学会に出展予定です。表皮モデルや皮膚全層モデルの作製に適した製品に加え、当社の化粧品原料も合わせて展示しますので、ぜひご来場ください。

第51回日本香粧品学会学術大会
会 期: 6月25日(木)~26日(金)
会 場: 有楽町朝日ホール
ブース: ⑤(12階の学会窓口の隣)