生体内に近い細胞間相互作用の解明に透過性コラーゲン膜を | 株式会社高研

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生体内に近い細胞間相互作用の解明に透過性コラーゲン膜を

2015年10月27日

今回のメールニュースでは、細胞間相互作用のご評価に適した両面への細胞播種が可能な「透過性コラーゲン膜(型番:MEN-01)」を用いた論文をご紹介いたします。

乳がん細胞と線維芽細胞の共培養モデル

【論文情報】
Characteristic Gene Expression Profiles of Human Fibroblasts and Breast Cancer Cells in a Newly Developed Bilateral Coculture System.
Ueno T, Utsumi J, Toi M, Shimizu K.
Biomed Res Int. 2015;2015:960840. PMID: 26171396

【概要】
近年、がん細胞を取り囲む微小環境が、がんの発生から進行、治療応答にまで影響を与えていることが示唆されています。

そこで、本論文では微小環境中の大部分を占めるCancer associated fibroblasts(CAFs)に焦点を当て、ヒト乳がん細胞とヒト正常線維芽細胞が「透過性コラーゲン膜50mmディッシュ用」を介して共培養が行われています。

尚、著者らは生体内において細胞同士が細胞外マトリクスを介して相互作用していることに注目し、非接触かつ極性を維持した共培養が可能な同製品を選んでいます。

共培養3日後にマイクロアレイ解析を行った結果、がん細胞ではTCA回路や有糸分裂、細胞周期関連の遺伝子発現が亢進したのに対し、線維芽細胞では炭水化物代謝やがん細胞の浸潤・血管新生に関わる遺伝子の発現亢進が認められました。

このことから、CAFsが様々な面でがん細胞の生存と増殖に寄与していることが示唆されました。

共培養や細胞移植に適した透過性コラーゲン膜シリーズ

製品名:
・透過性コラーゲン膜50mmディッシュ用(型番:MEN-01)
・透過性コラーゲン膜6wellプレート用(型番:CM-6)
・製品名:透過性コラーゲン膜24wellプレート用(型番:CM-24)

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