再生医療にもアテロコラーゲンスキャフォールドが使われています | 株式会社高研

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再生医療にもアテロコラーゲンスキャフォールドが使われています

2016年03月09日

今回のメールニュースでは、アテロコラーゲンを用いた細胞移植の臨床応用のうち、既に論文が発表されている3報をご紹介いたします。

骨折部への末梢血由来CD34陽性細胞移植に関する臨床試験

【論文情報1】
Local transplantation of granulocyte colony stimulating factor-mobilized CD34+ cells for patients with femoral and tibial nonunion: pilot clinical trial.
Kuroda R, Matsumoto T, Niikura T, Kawakami Y, Fukui T, Lee SY, Mifune Y, Kawamata S, Fukushima M, Asahara T, Kawamoto A, Kurosaka M.
Stem Cells Transl Med. 2014 Jan;3(1):128-34. PMID: 24307697

【概要1】
骨折のおよそ5~10%は完治せず、遷延治癒や偽関節になると言われていますが、偽関節の治療には複数回に及ぶ外科的手術が必要なことが課題になっています。

そのため、筆者らは偽関節患者の自己末梢血由来CD34陽性細胞をアテロコラーゲンと混合し、骨折部へ移植する臨床試験を実施しました。

その結果、全7名において生命に関わる様な有害事象は認められず、臨床的評価では平均12.6週、放射線学的評価では平均16.1週で治癒が確認されました。

鼻変形部への耳介由来軟骨細胞移植に関する臨床研究

【論文情報2】
Preclinical and clinical research on bone and cartilage regenerative medicine in oral and maxillofacial region.
Tsuyoshi Takato, Yoshiyuki Mori, Yuko Fujihara, Yukiyo Asawa, Satoru Nishizawa, Sanshiro Kanazawa, Toru Ogasawara, Hideto Saijo, Takahiro Abe, Masanobu Abe, Hideyuki Suenaga, Yuki Kanno, Madoka Sugiyama, Kazuto Hoshi.
Oral Science International, Volume 11, Issue 2, May 2014, Pages 45-51.

【概要2】
隆鼻術後のインプラント除去部や鞍鼻への軟骨細胞注入は既に行われていますが、三次元形態の求められる形成処置には不十分と考えられています。

そこで、筆者らは口唇口蓋裂に伴う鼻変形を有する患者に対して、自己耳介由来軟骨細胞とアテロコラーゲン、PLLAスキャフォールドを用いた臨床研究を実施しました。

その結果、全3名において重篤な有害事象は発生せず、良好な結果が認められています。

軟骨欠損部への膝由来軟骨細胞移植に関する臨床試験の追跡研究

【論文情報3】
Evaluation of magnetic resonance imaging and clinical outcome after tissue-engineered cartilage implantation: prospective 6-year follow-up study.
Takazawa K, Adachi N, Deie M, Kamei G, Uchio Y, Iwasa J, Kumahashi N, Tadenuma T, Kuwata S, Yasuda K, Tohyama H, Minami A, Muneta T, Takahashi S, Ochi M.
J Orthop Sci. 2012 Jul;17(4):413-24. PMID: 22580865

【概要3】
膝軟骨欠損部への自己軟骨細胞注入は確立された手法になっていますが、培養時の平面培養による脱分化や移植後の細胞漏出の可能性に加え、有害事象も報告されています。

そこで、筆者らは軟骨欠損患者由来の自己軟骨細胞をアテロコラーゲンゲル中で培養し、欠損部へ移植する多施設臨床試験を既に実施しています。

同試験の有効性評価に含められた30名のうち、14名について移植後6年の追跡研究を行ったところ、Lysholm、独自の膝機能判定基準、MOCARTの各スコアは術前と比べて有意に改善し,術後約6年の最終経過観察時まで維持されていました。

臨床での長年の実績を持つ医療機器

製品名:

・コーケンアテロコラーゲンインプラント
 - 濃度:1%、2%、3%

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