ラットでの骨形成実験にはアテロコラーゲンコートβ-TCPスキャフォールド | 株式会社高研

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ラットでの骨形成実験にはアテロコラーゲンコートβ-TCPスキャフォールド

2016年08月31日

今回のメールニュースでは、「アテロコラーゲンコートβ-TCP(AC-β-TCP、型番:ACB-05S)」を用いたヒト間葉系幹細胞(hMSC)の骨分化誘導やラットへの移植実験を行った論文をご紹介いたします。

また、この度AC-β-TCPについて、製品使用イメージをお持ちいただきやすい様、製品使用データを掲載したカタログを作成いたしました。以下のページよりダウンロード可能ですので、この機会にぜひご覧くださいませ。

VEGF誘導を介したアテロコラーゲンによる骨形成の促進

【論文情報】
Atelocollagen Enhanced Osteogenesis in a Geometric Structured Beta-TCP Scaffold by VEGF Induction.
Yagami K, Sadaoka S, Nakamura H, Komatsu S, Onodera J, et al. (2016) 
J Tissue Sci Eng 7:162.

【概要】
様々な骨補填材と骨形成促進因子が開発され、臨床応用に成功していますが、それらを用いて得られた再生骨は、骨の代謝によって形成される正常骨とは組織学的な構造が異なることがしばしば見られます。

一方、適切な骨形成には血管新生による骨芽細胞前駆細胞へのサイトカインの供給も重要です。

そこで、筆者らはアテロコラーゲンがコートされた蜂の巣状ポア構造を持つβ-TCP担体を作製し、骨形成中の血管新生に与えるコラーゲンの影響を調べました。

AC-β-TCPと未コートβ-TCP(対照群)を用いてhMSCを培養したところ、AC-β-TCP群において、コラーゲンIやVEGF、オステオカルシンの発現量が顕著に増加しました。

また、ラット頭頂骨と骨膜の間に両担体を移植したところ、AC-β-TCP群では対照群と比べてポア内部の新生骨形成や骨密度が高くなりました。

さらに、VEGF発現や血管エリアの経時的な解析から、AC-β-TCPは早期の血管新生を促し、骨形成を促進することが示唆されました。

蜂の巣状ポア構造を持つハニカムディスクとフラットディスクのセット

製品名:
・アテロコラーゲンコートβ-TCP(型番:ACB-05S)

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