2種の細胞を分けたまま共培養/解析ができる透過性コラーゲン膜 | 株式会社高研

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2種の細胞を分けたまま共培養/解析ができる透過性コラーゲン膜

2016年10月27日

今回のメールニュースでは、「透過性コラーゲン膜50mmディッシュ用(型番:MEN-01)」を用いたヒト歯牙腫由来細胞の共培養例をご紹介いたします。

また、この度「透過性コラーゲン膜」3製品について、詳細な細胞播種方法を掲載した取扱説明書を作成いたしました。以下のページよりPDFがダウンロード可能ですので、この機会にぜひご覧くださいませ。

ヒト歯牙腫由来細胞の長期培養

【論文情報】
Long-term culture of human odontoma-derived cells with a Rho kinase inhibitor.
Uzawa K, Kasamatsu A, Saito T, Takahara T, Minakawa Y, Koike K, Yamatoji M, Nakashima D, Higo M, Sakamoto Y, Shiiba M, Tanzawa H.
Exp Cell Res. 2016 Sep 10;347(1):232-40. PMID: 27514999

【概要】
歯牙腫は稀な腫瘍ではあるものの、歯原性の腫瘍の中では最も一般的です。

しかし、これまでのところ歯牙腫由来細胞の安定した長期培養に関する報告はないため、長期培養可能な細胞を用いて正常な歯牙発生や、歯原性腫瘍の発生について明らかにすることは臨床的にも価値があります。

そこで、筆者らはRhoキナーゼ選択的阻害剤の一種であるY-27632を用いて、歯牙腫由来細胞の長期拡大培養を行いました。

Y-27632を添加した歯牙腫由来細胞群では、培養約1ヶ月においても安定的に細胞増殖を続けたのに対し、非添加群では約2週間で停滞し始めました。

また、Y-27632添加群では、デンチンシアロホスホプロテイン(DSPP)を含む、歯原性上皮分化マーカーの顕著な発現亢進が認められました。

最後に、透過性コラーゲン膜を用いてY-27632添加群の細胞とヒト皮膚線維芽細胞あるいは歯髄由来細胞とを共培養したところ、後者でのみ顕著なDSPP発現量亢進が認められました。

物質透過性のあるコラーゲン100%の膜を介した、細胞同士が非接触の共培養が可能

製品名:
・透過性コラーゲン膜50mmディッシュ用(型番:MEN-01)
・透過性コラーゲン膜6wellプレート用(型番:CM-6)
・透過性コラーゲン膜24wellプレート用(型番:CM-24)

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