メールニュース
★1か月の培養もOK!★透過性コラーゲン膜CM-6の改良 -従来品の約2.5倍丈夫に-
2024年04月15日
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★1か月の培養もOK!★透過性コラーゲン膜CM-6の改良
-従来品の約2.5倍丈夫に-
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この度、アテロコラーゲン製のセルカルチャーインサートである、透過性コラーゲン膜6wellプレート用(CM-6)の製法を見直し、膜部分の強度を従来品よりも向上させることに成功しました。
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さらに、従来品で生じていた膨潤後の膜の弛みの軽減にもつながっており、今回のメールニュースではその比較写真もお見せします。
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従来品と改良品とでは、膜の強度がどれだけ変化しているのかを定量的に評価しました。1か月の培養後のCM-6をステンレス板の間に固定し、卓上試験機を用いて圧縮試験を行った結果、従来品に比べて改良品では強度が約2.5倍に向上しました(社内データによる)。
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膜の下および膜の上にフェノールレッド含有の緩衝液を加え、膨潤後の膜の弛みを比較したところ、左側の従来品に比べて右側の改良品の方が、膨潤後の膜の弛みが軽減されていることが見て取れます。そのため、改良品はより均一な細胞播種が可能になると考えられます(社内データによる)。
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線維芽細胞を播種してから3日目の位相差顕微供養画像を見ると、細胞が膜の中央に寄り集まることもなく、膜上へ均等に細胞播種が出来ていることが観察出来ます。また、培養1か月後にフレームに接着した状態の膜を指で押してみても、弾力性のあるアテロコラーゲンの膜は、写真の通り破れることなく伸びて行きました(社内データによる)。
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今まで膜の強度や弛みが気になって使用を見送っていた方は、この機会にぜひ一度透過性コラーゲン膜CM-6をお試しください。
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Pigment Epithelium Derived Factor Is Involved in the Late Phase of Osteosarcoma Metastasis by Increasing Extravasation and Cell-Cell Adhesion.
Kuriyama S, Tanaka G, Takagane K, Itoh G, Tanaka M.
Front Oncol. 2022 Jan 31;12:818182. PMID: 35174090.
骨肉腫細胞スフェロイドと血管内皮細胞の両面培養。
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Mast cells promote viral entry of SARS-CoV-2 via formation of chymase/spike protein complex.
Liu S, Suzuki Y, Takemasa E, Watanabe R, Mogi M.
Eur J Pharmacol. 2022 Sep 5;930:175169. PMID: 35921955.
マスト細胞をコラーゲン膜上、胎児腎細胞をプレート上に播種し、 SARS-CoV-2 pseudovirionsの感染を評価。
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<< MEN-01終売のお知らせ >>
Webサイトにてご案内しておりました「透過性コラーゲン膜50mmディッシュ用(MEN-01)」の在庫限りの販売について、この度完売となりましたため終売いたしました。長らくご愛顧いただきありがとうございました。 今後はサイズ違いのCM-6およびCM-24のご利用をご検討ください。
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型番 |
製品名 |
培養面積 |
販売状況 |
MEN-01 |
透過性コラーゲン膜50mmディッシュ用 |
8.0 cm2 |
終売 |
CM-6 |
透過性コラーゲン膜6wellプレート用 |
5.3 cm2 |
継続販売 |
CM-24 |
透過性コラーゲン膜24wellプレート用 |
0.64 cm2 |
継続販売
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