メールニュース
★初公開の抗体医薬データも★アテロコラーゲンDDSの可能性 -ペプチドやタンパク質の徐放性評価-
2024年07月16日
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★初公開の抗体医薬データも★アテロコラーゲンDDSの可能性
-ペプチドやタンパク質の徐放性評価-
株式会社高研の研究用試薬広告として初公開
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近年、エクソソームを含む細胞外小胞の研究が盛んになっており、この数年は年間5,000報以上の論文が発表されています。また、2024年6月の時点では、ClinicalTrials.govでexosomesをキーワードに検索をすると、400件近くのエクソソームに関する臨床試験に関する情報を見ることができます。
先日の再生医療学会でも、当社アテロコラーゲン製品にご興味をお持ちの方々から、エクソソームや幹細胞の培養上清を用いた再生医療に関連した引き合いを頂きました。そのため、今回のメールニュースでは、アテロコラーゲンを用いたペプチドやタンパク質の徐放性に関する、in vitroおよびin vivoデータをご紹介いたします。
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<< アテロコラーゲンのin vitro徐放性評価の概要 >>
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アテロコラーゲンは生理的条件下でゲルを形成するため、投与部位でゲル化する徐放性in vivoトランスフェクション試薬「AteloGene®」として実用化されています。そこで、アテロコラーゲンのin vivoでの核酸以外の生理活性物質の徐放性を予測するため、in vitro評価を行いました。
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<< ペプチドやタンパク質のin vitro徐放性評価 >>
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低等電点のペプチドほど、アテロコラー ゲンとの静電的相互作用によって強く結合し、保持効果が高くなりました (各plは蛍光標識前の値)。また、分子量の大きいタンパク質ほど、ゲルからの徐放効果は高いことが認められました(社内データによる)。
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<< アテロコラーゲン濃度やコラーゲン結合ドメインによる徐放性の変化 >>
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アテロコラーゲンの濃度に依存して、Myoglobin(Mw 17,600, pI 6.8)の徐放効果が高くなりました。また、コラーゲン結合ドメイン(CBD)を有するFibronectinは、ゲル内に長時間保持されることが分かりました (社内データによる)。
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<< 抗体医薬のin vivo抗腫瘍効果促進評価 >>
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ヌードマウス背部皮下に、大腸がん細胞株のHCT-116細胞を3×106個移植したゼノグラフトモデルを作製し、移植後4、11日目にBevacizumab 20μg、またはBevacizumab 20μg+1.0%アテロコラーゲンを投与しました。その結果、Bevacizumab単独投与群よりもBevacizumab+1.0%アテロコラーゲン併用群では有意に腫瘍サイズが小さく、アテロコラーゲンによって薬効の有意な向上が認められました(社内データによる)。
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<< 高濃度溶液調製用の研究用コラーゲンパウダー >>
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研究用の溶液状アテロコラーゲンは0.5%濃度までのご用意のため、0.5%より高濃度のアテロコラーゲン溶液の調製には、パウダー状の本製品をご利用ください。
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その他の調製済み高濃度溶液に関しては、当社までお問い合わせください。
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