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透過性コラーゲン膜
透過性コラーゲン膜の使用例は?
がん細胞と血管内皮細胞、がん細胞と線維芽細胞、あるいは心筋細胞と間葉系幹細胞を共培養した事例がございます。また、コラーゲン膜上で角膜内皮細胞を培養後にウサギ角膜へ移植した事例がございます。その他にも、各種細胞での培養事例がございます(詳細は製品ページの論文リスト参照)。
使用前に中和が必要なのはなぜか?
本製品は酸性のコラーゲン溶液から製造しているため、細胞播種前には培地等で中和をしていただくようにご案内しています。
コラーゲン膜上で培養した細胞の回収方法は?
セルスクレーパーでの回収実績があります。また、トリプシンを膜上に添加しても、膜は溶解しないことを確認しています。
培養後の切片作製は可能か?
組織試料などと同じように、ホルマリンによる固定後のパラフィン包埋や凍結包埋、切片作製の事例がございます。
細胞の観察方法は?
位相差顕微鏡での観察が可能です。ただし、膜の両面に細胞を播種した場合には、どちらの面の細胞か判断し難いため、予め細胞を標識しておき、蛍光顕微鏡で観察していただくと観察がしやすくなります。
MEN-01とCM-6/CM-24の違いは?
いずれの製品にも同一のコラーゲン膜が使用されていますが、コラーゲン膜や膜を保持するプラスチックフレーム部分の形状や大きさが異なります。尚、プラスチックフレームの無い「研究用コラーゲン膜」も別途ご用意しております。
一般的なセルカルチャーインサートとの違いは何か?
合成樹脂製のセルカルチャーインサートをコラーゲンコーティングした製品が多い中、当社製品は100%コラーゲンでできています。また、明確なポア構造を持たないため、物質透過性はあっても、細胞が通過できなくなっています。そのため、共培養後の培養面ごとの細胞回収が可能です。また、生分解性があるため、細胞移植にも適しています。
細胞移植に使用される製品は?
切開が可能な部位であれば、細胞を添加したアテロコラーゲンスポンジや膜を移植する方法があります。
<アテロコラーゲン製品>
3DハニカムBoosted
コラーゲンスポンジ ハニカム/ハニカムディスク96
コラーゲンスポンジ マイティー
透過性コラーゲン膜
切開を好まない場合には、細胞と高濃度のアテロコラーゲン溶液を混合して局所に投与することで、コラーゲンがゲルを形成して、投与部位に細胞を移植する方法があります。
<高濃度アテロコラーゲン溶液調製用製品>
研究用コラーゲンパウダー
既製品以外の大きさや厚さのコラーゲン膜を製造可能か?
試作品として製造できる可能性がございますので、まずはお問い合わせください。尚、既製品よりも小さいものに関しましては、メス等の鋭利な刃物を用いて加工することが可能でございます。
Q&Aページに掲載されている情報は、発表済みの論文や社内データ等に基づいて記載しています。