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FibColl高透過性アテロコラーゲンインサート
FibColl®高透過性アテロコラーゲンインサートの使用例は?
腎臓尿細管上皮細胞を用いたタイトジャンクション形成や角化細胞を用いた表皮モデル作製、骨芽細胞の骨分化誘導の実績がございます。
FibColl®高透過性アテロコラーゲンインサートへの細胞播種方法は?
取扱説明書のPDFファイルが以下よりダウンロード可能です。
取扱説明書はこちら。
使用前に平衡化が必要なのはなぜか?
事前に培地を含ませて平衡化することにより、細胞培養に適した環境に整えます。
FibColl®高透過性アテロコラーゲンインサートで培養した細胞の回収方法は?
トリプシン溶液での回収実績があります。また、トリプシン溶液を膜上に添加しても、膜は溶解しないことを確認しています。
培養後の切片作製は可能か?
組織試料などと同じように、ホルマリン等による固定後に凍結包埋、切片作製をした事例がございます。
細胞の観察方法は?
培養中の弱拡の位相差顕微鏡での観察は可能ですが、強拡での個々の細胞の細かな観察までは困難です。詳細な観察が必要な場合は、培養終了後に免疫染色等を行い、組織学的にご評価いただくことをご推奨いたします。
従来の透過性コラーゲン膜との違いは?
いずれの製品もメンブレン部分がアテロコラーゲンで構成されていますが、FibColl®高透過性アテロコラーゲンインサートは、アテロコラーゲンを独自の手法で線維化させることで、600kDaを超える分子も透過する高い物質透過性を有しています。一方、透過性コラーゲン膜は、透明度の高さの点は優れていますが、透過可能な分子は小さいものに限定されます。
一般的なセルカルチャーインサートとの違いは何か?
プラスチック製のメンブレンをコラーゲンコーティングした製品が多い中、当社製品は100%アテロコラーゲンで出来ています。コーティングにより細孔が塞がれることもなく、アテロコラーゲンの線維構造を保有する点が特長です。また、物質透過性はあっても、細胞が通過できなくなっています。そのため、共培養後に培養面ごとの細胞回収が可能です。さらに、生分解性があるため、細胞移植にも適しています。
細胞移植に使用される製品は?
切開が可能な部位であれば、細胞を添加したアテロコラーゲンスポンジや膜を移植する方法があります。
<アテロコラーゲン製品>
3DハニカムBoosted
コラーゲンスポンジ ハニカム/ハニカムディスク96
コラーゲンスポンジ マイティー
FibColl®高透過性アテロコラーゲンインサート24well用
透過性コラーゲン膜
切開を好まない場合には、細胞と高濃度のアテロコラーゲン溶液を混合して局所に投与することで、コラーゲンがゲルを形成して、投与部位に細胞を移植する方法があります。
<高濃度アテロコラーゲン溶液調製用製品>
研究用コラーゲンパウダー
既製品以外の大きさや厚さのFibColl®高透過性アテロコラーゲンインサートを製造可能か?
試作品として製造できる可能性がございますので、まずはお問い合わせください。尚、既製品よりも小さいものに関しましては、メス等の鋭利な刃物を用いて加工することが可能でございます。
Q&Aページに掲載されている情報は、発表済みの論文や社内データ等に基づいて記載しています。